土地の登記簿謄本で権利関係の確認が可能

土地の周辺知識を学ぶ

土地や建物の所有権と権利関係を確認するための書類として登記簿謄本が存在します。所管するのは全国各地の法務局ですが、最近では紙媒体の保存からシステムでの管理に移行しており、名称も全部事項証明書と改められています。

法務局に行けば取得できるこの書類が、不動産をめぐる各種手続きの際には不可欠の存在となります。もしも、購入当初に取得したものを無くしてしまった等ということがあれば、法務局の窓口で取得することが可能ですので、状況を確認する意味でも取得しておくことをおすすめします。なお、発行に当たっては千円の手数料がかかりますので、留意ください。

不動産情報ネットワークシステムであるレインズの解説

レインズとは、不動産流通標準システムの略称で、国土交通省から指定を受けた機関が運営しているネットワークシステムです。会員の業者が情報を受け取ったり、もしくは提供するシステムで、会員間で情報交換をリアルタイムで行う事が出来ます。レインズを利用する事で得られるメリットは多数あります。希望条件にあった購入相手をスムーズかつ迅速に見つけることが可能です。

売却希望物件が会員にリアルタイムで伝わるので、売買成立までの時間が短縮されます。レインズには大量の取引事例が蓄積されているので、その取引事例を根拠とした適正価格の設定を行う事が出来ます。会員間での不動産情報の共有が進んだ結果、業者のサービスレベルも上がり、不正を行う業者も減ってきています。