謄本とは登記簿事項証明書のことで、各地の法務局で登記されている情報が記載されています。登記事項証明書には数種類がありますが、一般的に土地の謄本と言えば、全部事項証明書か現在事項証明書のことを指します。現在事項証明書には現在の所有者、抵当権者などの情報が記載されています。履歴事項全部証明書には変更履歴や、過去の所有者、抹消された抵当権者の情報も記載されています。
土地の所在、地番、地目、面積などの他、権利部である甲区には所有権に関する情報が記載されています。所有権以外の抵当権者等の情報は、乙区に記載されています。
不動産の評価額の変動について
土地や建物などの資産価値は物件の立地条件や年数、景気の状態などで大きく変動します。また、同じ物件でも鑑定士によっても評価額が変わる場合があります。不動産物件の中で市場性を持つ物は、現在の社会情勢での資産価値を見積もって資産価値が定められます。住宅や商店、工場など異なる用途の物件が混在する地域では標準的な指標が付けにくいため、特に資産価値が変動しやすい傾向があります。
そのため、同じ物件でも時期や鑑定士によって異なる評価額が提示される場合があります。また、鑑定の評価の回数が多くなるほど誤差が積み重なり、実際の資産価値と異なる評価になる傾向があるのも特徴の一つです。そのため、一般的には過剰な鑑定は避けるのが普通です。
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